父の話。
[リバイバル版初回投稿:2020年7月24日]
「お父さんはお前たち(わたしと妹)のために生きているようなものだ」
「お前は親に似ず、頭がいい」
「お前はしっかりしているし、大丈夫だ。何も心配していない」
子供の頃、父からそう言われるたびに
なんか
イヤな気持ちになったわたし。
「なんだよ、それ」
「なんでそんなこと言うんだよ」
「自分の生きる理由をわたしたちのせいにするな」
「わたしは大丈夫じゃなきゃいけないの?」
そんな気持ちを飲み込んで、また飲み込んで・・・。
わたしはけっこう長いこと
“大丈夫なわたし”をやってしまっていた気がする
頑張り続けてしまった気がする。
別に父のせいってわけじゃないだろうし
父の言葉だけが関係、影響してるとかいうこともないはず。
だけど・・・気づいて欲しかったかも。
わたし
ずっと苦しかった。
そのことに
気づいて欲しかったかも。
ところで、父にはもう何年も連絡していない。
自分からこちらに連絡してくるような父でもない。
そういう発想はまるでないのが父なんじゃないかな・・・そんな風に思う。
妹が亡くなったときに久しぶりに会ったんだった。
7年前。
そのとき、何か言葉を交わしたんだったっけ?
どうだったかな・・・。
とにかく、父とはそれっきりだったと思う。
今、どうしてるんだろう。
・・・と言いながらも
「今、父はどうしているのか?」ということに
あんまり興味がわいてこないや。。。
わたしは、なんだか
いつからか
父に対して自分が何をどう思っているのか
「・・・?」状態になっていて
よく分からない。
好き、もない
嫌い、もない。
父を思い出そうとするとして、そのときに
楽しい、とか、嬉しい、とかもないけれど
かといって、悲しい、とか、憎い、とかもない。
話したい、話したくない
会いたい、会いたくない
・・・?どっちもない、なんにもない。
やっぱりよく分からない。
わたしって、お父さんのこと
どう思っているんだろう?
わたしって、お父さんのこと
どう思っていたんだったっけか?
お母さんがお父さんのこと
大嫌いだった
っていうのは、よく覚えているのにね。
父に対して
「・・・?」状態だからなのかな
今日のこの話はなんだか
ぶつ切りな感じになっているような気がする。
つながらないみたい、なかなか。
けれど、それでも
ちょっと聴いてもらいたくなっちゃったから。
父の話。
これまでほとんどしたことなかったし
これからもそんなにはしないのかもしれないんだけどさ。
こちらは過去記事のリバイバル版です。リバイバル版は投稿の際、元の記事・コメント(ディスカッション)に■色または■色の文字(伏字*を含む)、■色の取り消し線 で修正等を加える場合があります。
ディスカッション
コメント一覧
TITLE: φ(.. )
こんばんは
ご無沙汰しております。
今夜のまーるさんの話を読んで娘のことを思いました、というか心当たりがあるような気がしています。
もう35歳で家庭をもっているのですが、小学生の頃はすごくなついてくれて部屋でくつろいでいると目敏く見つけては私の膝に座って学校のこと色々話してくれていました。
それがいつからか(6年生ごろ)私に距離を置くようになりました。急に大人びてきたなあ位に気にもしませんでしたが、上の子二人が男の子で結構問題児でしたから、「・・ちゃんは良い子だね」と兄達の愚痴を聞かせてなが期待を押し付けていたのかもですね。
お父さんはお元気なのですか?
いまなら判るでしょうが、親だって未熟な人間ですから純心な子供心を傷つけているんだと思います。私もそうですが子育てしながら成長したと思ています。
殆どの人がまだ遊びたい盛りに人の親になるのですからね。
TITLE: >金太郎さん Re:φ(.. )
金太郎さん、こんにちは♪
わたしの話を読んで、金太郎さんは娘さんのことを思ったのですね。
そんな風に自分のご家族のこと、心の中のことと重ねてくださって
本当にありがとうございます<(_ _)>
小さな頃にお父さん大好きだった女の子であっても
ちょっと大きくなると離れていく、というのは
わりと自然なことかもしれない、多くの女の子がそうかもしれない
というような気もするので
>いつからか(6年生ごろ)私に距離を置くように
というのも、なんていうか
ある程度は仕方のない部分もあるのかなぁ、って思いました。
お父さんとしてはちょっと淋しいかもしれないですけどね♪(笑)
そして
> 「・・ちゃんは良い子だね」と兄達の愚痴を聞かせてなが期待を押し付けていたのかもですね。
というのも、金太郎さんが
娘さんにそのように言っていた、お兄ちゃんたちの愚痴を聞かせていた
というところまでが
そうだった(事実)ということであって
それを娘さんがどう思ったのか
金太郎さんからの「期待」であると受け取ったのかどうか
「期待」であると受け取ったとして、それを自分の中に取り入れたのか、取り入れなかったのか
取り入れたとして、嬉しい気持ちで取り入れたのか、そうではなかったのか・・・
どう感じ、何を選ぶかは全て“娘さん次第”だったり“娘さんの自由”だし
(ただし、無意識での選択ではあるでしょうけれど)
実際にどうだったのかは娘さんにしか分からないことですよね。
金太郎さんが娘さんに期待を押し付けてしまっていたのかもしれなくても
娘さんがそれを必ずしも受け取るとは限らないし
プレッシャーと感じたりイヤなものとして捉えるとも限らない。
わたしの場合はこうだよ、というのが今回の記事でしたが
もし良かったら・・・
金太郎さんがコメントに書いてくださったこと、実際に
娘さんといつかお話ししてみるのもいいかもしれませんね(*’ー’*)
わたしの父は・・・多分元気なんじゃないかなぁ?
ホント、全く連絡を取っていないですし
他の誰から何の話が伝わってくるわけでもないので
今どうしているのかは全然分からないのですが
大きくは変わりなく過ごしているんじゃないかなぁ、と。
何かあれば、さすがにどこかから何かしらで
話が伝わってくると・・・思っているのですけど・・・ね。
父のこともいつか理解できたらいいな、と思いますが
そのためにもまず、わたしは
自分の悲しみや苦しみを充分に見つめ、受け容れていくことをしたいです。
おそらく、父のことを本当に理解できるんだとしたら
その後なんだと思うし
そのときにも「理解しよう」として理解するのではなく
自然に理解していけたらいいな・・・そんな風に思っています(^-^)